CaslBuilder

CaslBuilderは,情報処理技術者試験の仮想コンピュータ「 COMETII」,そのアセンブラ言語「 CASLII」のシミュレータです。実際の開発環境と似たインタフェース、操作方法を目標に開発した本格的なシミュレータです。CaslBuilderはフリーソフトですので自由に利用してください。

特徴

  1. 情報処理技術者試験センター発行の「(CASLII)アセンブラ言語の仕様」に完全準拠です。
  2. 別々にアセンブルしたプログラムをリンクできます。つまり、モジュール別プログラミングが可能です。
  3. 本格的なデバッガを備えています。例えば,ブレークポイントの設定ステップ実行トレース実行アニメート実行レジスタの内容の変更メモリの内容の変更ウォッチ式の追加などができます。
  4. 効率よく操作できるユーザインタフェースを備えています。
  5. フリーソフトです。

動作環境

32ビット/64ビットWindows(Windows10で動作確認をしています。)
CaslBuilderは32ビットアプリケーションです。

スクリーンショット

下のCaslBuilderのアイコンをクリックしてください。ソースコードエディタ,アセンブルリスト,デバッガ等のスクリーンショットを見ることができます。

ダウンロード

下のダウンロードをクリックしてください。
Ver. 2.7.0 ダウンロード(cb270.zip 約 4.0MB)
Ver. 2.6.3 ダウンロード(cb263.zip 約 3.4MB)
Ver. 2.5.1 ダウンロード(cb251.zip 約 3.8MB)旧バージョン

インストール

適当なディレクトリにcb270.zipをコピーし、解凍してしてください。次に解凍された
ファイルの中のsetup.exeを実行してください。インストールが始まります。後はインストーラの指示に
従ってください。

チュートリアル

CaslBuilderの基本的な使い方を学習しましょう。数分後には基本的な操作方法はマスターしていることでしょう。

チュートリアルのページへ

バージョン履歴


2022.3.6 CaslBuilder Ver2.7.0 公開

  • エディタに行番号を表示するようにしました。
  • ヘルプを更新しました。


2022.2.23 CaslBuilder Ver2.6.3 公開

  • ウォッチペインに、あらかじめラベルをウォッチ式として登録するようにしました。また、メモリダンプペインにおいて、マウスでポイントするとその位置のメモリの内容がヒントとして表示されるようにしました。
  • ヘルプを更新しました。


2022.2.20 CaslBuilder Ver2.6.2 公開

  • 逆アセンブルペインの逆アセンブルにおいて、リテラルを表示するように、また16進数に#をつけるようにしました。
  • ヘルプを更新しました。


2022.2.19 CaslBuilder Ver2.6.1 公開

  • ディスプレイの拡大率の違いによってデバッグウインドウの文字がつぶれる不具合を修正しました。
  • ヘルプを更新しました。


2016.10.30 CaslBuilder Ver2.6.0 公開

  • Windows10に完全に対応しました。
  • ヘルプを更新しました。
  • その他。


2010.2.15 CaslBuilder Ver2.5.1 公開

  • 次のようなコードが実行できないバグを修正しました。
      LD   GR0,='12AF',GR1
    
  • ヘルプを更新しました。
  • その他。


2010.2.11 CaslBuilder Ver2.5.0 公開

  • フリーソフトとしました。
  • アイコンを現代風に変更しました。
  • レジスタの内容表示において,2進数,10進数(算術値,論理値)でも表示できるようにしました。
  • ヘルプを更新しました。
  • その他。


2008.1.23 CaslBuilder Ver2.13 公開

  • リテラル周りのバグ( =” または =”’ または =”” などとした場合のエラー処理の 不具合や
    暴走するというバグ)を修正しました。
  • その他。


2007.1.14 CaslBuilder Ver2.12 公開

  • 自動インデントのバグを修正しました。これでやっと快適なコード入力ができます。
  • ヘルプのメニューをツリーメニュー形式に変更しました。
  • 名前をCaslIIBuilderからCaslBuilderへ変更しました。IIの取り扱いが大変だったので。


2003.11. 2 CaslIIBuilder Ver2.11 公開

  • エディタなどのウインドウをフロートさせたとき,後ろに隠れてしまうなど使いにくかった部分を
    変更しました。
  • INマクロにおいて,文字入力の途中でEOFを入力したとき
    入力途中の文字は破棄するように変更しました。


2003. 8.12 CaslIIBuilder Ver2.10 公開

  • ユーザインタフェースを変更しました。
  • オートインデント対応などエディタの機能アップをしました。
  • INマクロ動作中の細かい動きを調整しました。
  • リスティングウインドウ,標準入出力ウインドウ,メッセージウインドウのカットアンドペーストに
    対応しました。
  • 印刷時のフォントはMSゴシックで固定ですが,フォントサイズは表示と同一になるように変更しました。
  • ヘルプをWindowsヘルプからHTMLへ変更しました
  • その他。


2002. 9.26 CaslIIBuilder Ver2.06 公開

  • SUBAにおいてFRの変化が正しくない場合があるバグを修正しました。
      LAD   GR1,0
      SUBA  GR1,=-32768
    

    これを実行するとFRのOFフラグは1となるべきだが0となっていた。

  • 開発環境をC++Builder6 pro に変更しました。


2001. 6. 9 CaslIIBuilder Ver2.05 公開

  • 平成13年5月25日発表の仕様変更(RPUSH,RPOPの追加)に対応しました。
  • その他。


2001. 4. 5 CaslIIBuilder Ver2.04 公開

  • CPAとCPLにおいてFRの変化が正しくない場合があるという重大なバグを
    とりました。
  • その他。


2001. 4. 2 CaslIIBuilder Ver2.03 公開

  • WindowsNTにおいて複数ユーザで使用するときレジストリに関する
    エラーメッセージが何度も表示されるというバグをとりました。


2001. 1.27 CaslIIBuilder Ver2.02 公開

  • ADDAとSUBAにおいて演算結果が0になる場合のFRのOFの変化が正しくないという重大なバグをとりました。
  • その他。


2001. 1.20 CaslIIBuilder Ver2.01 公開

  • SUBAにおいてFRのOFの変化が正しくないという重大なバグをとりました。
  • オペランド部がある時のコメント処理を仕様書とおりにしました。
    (これは,印刷ミスと思っていました。ただ,個人的には;は必要と考えます。)
  • Windows98においてデバッグウインドウが印刷できない場合があるバグをとりました。
  • Windows2000においてオプションのエディタでフォントや色を変更するとわけがわからない
    ダイアログボックスがでるバグをとりました。
  • ショートカットキーを追加・変更しました。
  • その他。


2001.1.7 CaslIIBuilder Ver2.00 公開

  • CaslBuilder Ver1.13をCASLIIに対応させました。
  • いくつかのバグを修正しました。
  • ヘルプを修正しました。


2000.4.30 CaslBuilder Ver1.13 公開

  • プロジェクトの取り扱いにおけるバグを修正した。
  • その他。


2000.4.30 CaslBuilder Ver1.12 公開

  • Windows2000に対応した。


1999.6.10 CaslBuilder Ver1.11 公開

  • エディタの縦スクロールバーが表示されないときがあるバグを取る。
  • プロジェクトファイルをルートディレクトリから実行するときの不具合を修正。


1999.1.24 CaslBuilder Ver1.10 公開

  • ウインドウの表示位置を変更しました。
  • プロジェクトファイルの取り扱いを変更。旧版との互換性なし。
  • ウオッチ機能追加。
  • 印刷の機能アップ。
  • 逆アセンブルオプションを追加。OBJ、EXEともに旧版との互換性なし。
  • デバッグの一時停止を追加。
  • その他。


1998.12.6 CaslBuilder Ver1.07 公開

  • 正の数をSLA命令で左シフトしていくと、符号ビットまで変更してしまうバグをとる
  • その他


1998.9.2 CaslBuilder Ver1.06 公開

  • エディタが表示されていないときにオプションを変更するとエラーになるバグをとる
  • その他


1998.8.31 CaslBuilder Ver1.05 公開

  • 置換処理の追加(検索処理も充実させた)
  • エディタの行桁表示のタイミングを適切にした
  • エディタのフォントサイズを変更できるようにした
  • その他


1998. 6.21 CaslBuilder Ver1.04 公開

  • ユーザインタフェースを少々変更した
  • その他


1997.12. 3 CaslBuilder Ver1.03 公開

  • メモリダンプペインのバグ修正
  • 全てのダイアログボックスのフォーカス移動をスムーズにした
  • デバッグウインドウにおいて、指定行にジャンプできない場合があるバグをとる
  • オプションの内容をレジストリに保存できるようにした
  • トレース、ステップ、アニメート実行のときのちらつきを減少させた
  • その他


1997.11.24 CaslBuilder Ver1.02 公開

  • 行、桁表示のバグの修正
  • エラーメッセージを全て「です。ます。」調に変更
  • デバッグウインドウの印刷処理を追加
  • ヘルプの一部修正
  • その他


1997.8.31 CaslBuilder Ver1.01 知人にだけ公開

  • ヘルプの誤記の修正
  • 例外処理の強化
  • その他


1997.8.30 CaslBuilder Ver1.00 初公開